2025年4月

この月に主要AIサービスで起きた30件の出来事です。対話AI 4件、開発 7件、統合エージェント 2件、リサーチ 4件、画像生成 4件、動画生成 7件、音声・会議 1件、業務効率化 1件。

対話AI4

  • ChatGPTモデル

    OpenAI o3 と o4-mini を公開

    ツールを自律的に使える推論モデル o3 と o4-mini を公開した。同年6月10日には o3-pro が Pro 向けに追加された。現在は ChatGPT では提供されていない。

  • Microsoft Copilot機能

    Copilot に記憶・Actions・Vision を追加

    創業50周年に合わせ、個人向け Copilot に記憶と個人設定、予約や購入を代行する Actions、スマホとWindowsでの Vision、Pages、Deep Research、Copilot Search などを加えた。

  • Grokモデル

    Grok 3 を API で一般提供

    Grok 3 系のモデルが API で一般提供となった。日付は開発者向けリリースノートの月単位の記載による。

開発7

  • Windsurf料金

    無料プランの上限を引き上げ

    JetBrains プラグインの更新履歴で、無料プランの上限が引き上げられたと記載されている。同じ版で o4-mini の medium と high が選べるようになり、アプリのアイコンとロゴも新しくなった。

  • Windsurf料金

    Flow Action クレジットを廃止

    JetBrains プラグインの更新履歴によると、Flow Action クレジットがなくなり、プロンプトクレジットだけの方式になった。各プランにはメッセージごとに消費するプロンプトクレジットが含まれる。

  • Windsurf企業

    Codeium が Windsurf に社名変更

    JetBrains プラグインの更新履歴に、会社が Codeium から Windsurf に改称したと記されている。同じ版で、エージェント型のコーディング支援 Cascade が書き込みモードとチャットモードで使えるようになった。

  • GitHub Copilot機能

    エージェントモードと MCP を全員に展開

    agent mode と MCP への対応が、VS Code の全ユーザーに順次提供された。Claude 3.7 Sonnet や Gemini 2.0 Flash などの追加モデルは、有料プランでプレミアムリクエストとして使える。

  • GitHub Copilot料金

    個人向け Copilot Pro+ を新設

    個人向けの上位プラン。月額39ドルで、プレミアムリクエストを月1,500回分含み、GPT-4.5 などの最新モデルを使える。プレミアムリクエストの枠は5月5日から適用と案内された。

  • Devinモデル

    Devin 2.0 を公開

    クラウド上の対話型 IDE を備えた Devin が複数を並列で動かせるようになった。計画を立てる Interactive Planning、コード検索の Devin Search、リポジトリを文書化する Devin Wiki も加わった。

  • Devin料金

    Core プランを月20ドルから提供

    Devin 2.0 に合わせ、Core プランを20ドルから使えるようにした。エンタープライズ向けは営業窓口経由の個別契約とされた。

統合エージェント2

  • Genspark機能

    AI Slides を公開

    公式ブログで、エージェントがスライドを作成する AI Slides が発表された。同日に Canva や Figma で編集する手順も案内された。

  • Genspark機能

    Super Agent を公開

    公式ブログで、汎用の AI アシスタント Super Agent が発表された。以後の製品展開の中心になるエージェントである。

リサーチ4

  • NotebookLM機能

    音声概要が日本語を含む50以上の言語に対応

    音声概要を、日本語を含む50以上の言語で作れるようになった。音声とチャットの出力言語を切り替える設定も加わった。音声の処理には Gemini 2.5 Pro のネイティブ音声機能を使っている。

  • NotebookLM機能

    ソース探索と PDF 読み取りを強化

    ウェブ上の論文や資料を探し、そのままノートブックに追加できるソース探索を加えた。PDF 内の画像やグラフも読み取る。マインドマップとあわせて学生向けの機能として紹介された。

  • NotebookLM企業

    教育向け Workspace でコアサービスに

    NotebookLM が、すべての Workspace for Education の顧客でコアサービスになった。対象は18歳以上で、初期設定は K-12 ではオフ、高等教育ではオン。

  • Sakana AIモデル

    「からまる」を公開

    江戸時代の古文風テキストで答えるチャットボット。約2,500万字の江戸期の文章で Llama-3-ELYZA-JP-8B を追加学習し、モデルとデモを HuggingFace で公開した。

画像生成4

  • Adobe Fireflyモデル

    Image 4 と Video Model を一般提供

    MAX London で Firefly Image Model 4 と Image Model 4 Ultra が一般提供になった。Firefly Video Model も一般提供になり、1080p の動画を生成できる。OpenAI、Google Cloud、Flux 1.1 Pro のモデルも Firefly 内で選べるようになった。

  • Adobe Firefly機能

    Firefly Boards を公開ベータで提供

    ムードボードやストーリーボードを作れる共同作業の場として、Firefly Boards が公開ベータになった。発想の整理から制作の前段階までを、AI を使って進められる。

  • Midjourney機能

    外部画像エディタを全プランに拡大

    外部画像エディタをすべての会員プランで使えるようにした。複数の画像をレイヤーとして取り込めるほか、V7 の入力バーも整理した。

  • Midjourneyモデル

    V7 のアルファ版を公開

    テキスト解釈と、手・体・物体の整合性を高めた新モデル。パーソナライズが必須になり、10倍速で半額の Draft Mode を備える。公開時は Turbo と Relax から提供した。

動画生成7

  • Runway機能

    Gen-4 References を追加

    参照画像を使って、一貫したキャラクターや場所などを生成できる機能。公式の更新履歴に記載されている。

  • Klingモデル

    KLING 2.0 Master を公開

    動画モデル KLING 2.0 Master と画像モデル KOLORS 2.0 に更新した。同時に、動画の要素を足したり差し替えたりできる Multi-Elements Editor と、画像の部分編集や拡張も加わった。

  • Veo機能

    Veo 2 を Gemini API で提供

    Veo 2 が Google AI Studio での試用と、Gemini API の有料枠での利用に対応した。テキストまたは画像から8秒の動画クリップを生成できる。

  • Veo機能

    Gemini と Whisk で Veo 2 を提供

    Gemini の有料プラン向けに、Veo 2 による動画生成が加わった。720p・16:9・8秒の MP4 を作れ、Whisk の Animate では画像を動画にできる。

  • Runwayモデル

    Gen-4 Turbo を公開

    Gen-4 系の動画モデルのうち、最も速く効率がよい版。公式の更新履歴に記載されている。

  • Runway企業

    シリーズDで3億ドル超を調達

    General Atlantic が主導し、シリーズDで3億ドル超を調達した。資金は研究の強化と、AI映像スタジオ Runway Studios の拡大に使う。

  • Runwayモデル

    Gen-4 を公開

    シーンをまたいで人物、場所、物体の一貫性を保てる動画生成モデル。1枚の参照画像から同じキャラクターを出せる。公式の更新履歴の日付は4月1日。

音声・会議1

  • ElevenLabs企業

    日本法人 ElevenLabs G.K. を設立

    東京に初の海外子会社 ElevenLabs G.K. を設立した。日本と韓国向けの現地化を進め、DOCOMO Innovations や TBS などとの協業が始まっていると発表した。

業務効率化1

  • Notion AI機能

    Notion Mail を公開

    AI が受信メールを重要度の基準に沿って自動でラベル分けし、Notion のページを文脈にした返信の下書きも作る。Notion Calendar と連携して会議の調整もできる。