2026年4月

この月に主要AIサービスで起きた69件の出来事です。対話AI 17件、開発 27件、統合エージェント 4件、リサーチ 7件、画像生成 7件、動画生成 4件、音声・会議 1件、業務効率化 2件。

対話AI17

  • DeepSeekモデル

    DeepSeek-V4 プレビュー版を公開

    V4-Pro(総1.6T、活性化49B)と V4-Flash(総284B、活性化13B)の2モデル。すべてのサービスで標準の文脈長が1Mトークンになり、思考・非思考の両モードに対応する。OpenAI ChatCompletions と Anthropic の API 形式で呼び出せる。

  • Claude企業

    NEC と提携、約3万人に展開

    NEC が約3万人の従業員に Claude を展開し、Anthropic の日本初のグローバルパートナーになった。金融、製造、自治体向けの製品を共同開発する。

  • DeepSeek提供終了

    旧モデル名2種の廃止を予告

    旧モデル名 deepseek-chat と deepseek-reasoner は、2026年7月24日15:59 UTC 以降に使えなくなると予告された。予告時点では deepseek-v4-flash に振り向けられていた。

  • ChatGPTモデル

    GPT-5.5 を公開

    GPT-5.5 を Plus、Pro、Business、Enterprise 向けに ChatGPT と Codex で展開し、GPT-5.5 Pro を Pro、Business、Enterprise に展開した。API は後日の予定だった。

  • ChatGPT機能

    workspace agents を提供

    チームで共有できる、長時間の業務を任せるエージェントを ChatGPT に追加した。GPTs の発展形で、Codex を土台にクラウドで動く。現在は Business、Enterprise、Edu で一般提供と案内されている。

  • ChatGPT機能

    ChatGPT Images 2.0 を公開

    ChatGPT の画像生成を Images 2.0 に更新した。2026年9月に Images 2.5 が公開され、最新の画像体験は 2.5 になっている。

  • Gemini機能

    Gemini in Chrome を日本で提供開始

    Chrome に Gemini を組み込んだ機能が、日本で Mac・Windows・Chromebook Plus 向けに順次始まった。複数タブの内容をまとめたり、Gmail・マップ・カレンダーと連携したりできる。メール送信など重要な操作は確認を求める。

  • Claude機能

    Claude Design を公開

    デザイン、プロトタイプ、スライドを対話しながら作るツール。Anthropic Labs 発で、Pro、Max、Team、Enterprise 向けのリサーチプレビュー。

  • Claudeモデル

    Claude Opus 4.7 を公開

    画像入力を長辺2,576ピクセルまで広げ、指示の追従と自己検証を高めた Opus。価格は据え置き。サイバー用途の防御として Cyber Verification Program も始めた。

  • Gemini機能

    Mac 向けデスクトップアプリ

    Mac 用の Gemini アプリが公開された。Option+Space で呼び出せ、画面上のウィンドウを共有して質問できる。

  • Gemini機能

    パーソナル インテリジェンスが日本で開始

    Gmail・Google フォト・YouTube・検索の情報を、利用者の許可のもとで Gemini が参照する機能が日本で始まった。まず Plus・Pro・Ultra 向けで、無料プランにも数週間で広がる。初期設定はオフ。

  • Claude機能

    Cowork がデスクトップで一般提供

    Cowork が研究プレビューを終え、デスクトップで一般提供になった。Enterprise 向けのロールベースのアクセス制御も加わった。

  • Claude機能

    Claude Managed Agents をベータ公開

    サンドボックス、ツール、ストリーミングを備えた、管理型のエージェント実行基盤を API で提供し始めた。

  • Claudeモデル

    Mythos Preview と Glasswing

    一般公開しない高性能モデル Mythos Preview を、AWS、Apple、Google、Microsoft などと進める防御目的の取り組み Project Glasswing に限って提供した。1億ドル分の利用枠を用意した。

  • Microsoft Copilot企業

    日本に100億ドルを投資すると発表

    2029年までに約100億ドルを日本の AI インフラ、サイバーセキュリティ、人材に投じるとした。2030年までに100万人超のエンジニア育成を掲げ、日経225の94%の企業が Microsoft 365 Copilot を使うとも伝えた。

  • Claude料金

    日本向けに消費税10%を別途課税

    日本の顧客向けサービスに、10%の消費税を別途加算する。適格請求書発行事業者として登録済み。告知は3月16日。

開発27

  • Devin企業

    シンガポールにアジア太平洋本部を開設

    東南アジア、オーストラリア、インド、韓国を担当するアジア太平洋本部をシンガポールに置いた。東京とシンガポールの2拠点でアジア投資の土台にするとしている。

  • Cursor機能

    TypeScript 製の Cursor SDK を公開

    Cursor の画面や CLI と同じ基盤で動くエージェントを、TypeScript から組み込める SDK を公開した。公開ベータで、課金は通常のトークン消費に従う。

  • Windsurf機能

    Devin Local と Terminal 版を提供

    Windsurf に Devin Local エージェントが加わり、CLI エージェント Devin for Terminal も全 Windsurf ユーザーが使えるようになった。Devin Local は従来の Cascade より最大30%トークン効率が高いとしている。

  • GitHub Copilot料金

    従量課金への移行を発表

    プレミアムリクエスト制を、トークン量に応じて消費する GitHub AI Credits へ6月1日に切り替えると発表した。月額は Pro 10ドル、Pro+ 39ドル、Business 19ドル、Enterprise 39ドルのままで、コード補完は全プランで無料が続く。枠を使い切ると安いモデルへ下がる仕組みはなくなる。

  • Devin機能

    Devin CLI を公開

    ターミナルで動くローカルのエージェント。作業はクラウドの Devin に引き継げる。利用できるモデルに Opus 4.7、GPT-5.5、SWE-1.6 などがある。

  • Claude Code企業

    NEC が Claude Code を全社展開

    NEC が約3万人の従業員に Claude を展開する。同社の事業支援プログラム NEC BluStellar Scenario に Claude Opus 4.7 と Claude Code を組み込み、日本最大級の AI ネイティブな開発体制を作るとしている。

  • GitHub Copilotモデル

    GPT-5.5 を一般提供

    Pro+、Business、Enterprise で GPT-5.5 が使えるようになった。複数ステップのエージェント型コーディングで高い性能を発揮するとされ、プレミアムリクエストの倍率は7.5倍で始まった。

  • Codexモデル

    GPT-5.5 を Codex に追加

    複雑な作業向けの新しい最上位モデル。同時に、アプリ内ブラウザで開発サーバーを操作するブラウザ利用と、承認を審査役のエージェントに回す自動レビューも加わった。

  • GitHub Copilot料金

    Copilot Business の新規セルフ申込を停止

    GitHub Free と GitHub Team の組織による、Copilot Business の新規セルフサービス申込を一時停止した。既存の Business 契約者は影響を受けず、席の追加もできる。

  • Cursor企業

    SpaceX とモデル学習で提携

    計算資源が足りないことを理由に、SpaceXAI の Colossus 基盤でモデルの学習を拡大すると発表した。Composer シリーズの成果を土台にするとしている。

  • GitHub Copilot料金

    個人向けプランの新規受付を一時停止

    Student、Pro、Pro+ の新規登録を一時停止した。Pro+ の上限は Pro の5倍超とし、Pro からは Opus 系モデルが外れた。変更に不満のある契約者には、5月20日までの解約で返金に応じるとした。

  • Codex機能

    Codex が仕事の幅を広げる大型更新

    アプリ内ブラウザ、macOS のアプリを操作する Computer Use、プロジェクトに属さない Chats、予定実行のオートメーション、プルリクエスト作業の拡充が加わった。

  • Claude Codeモデル

    Claude Opus 4.7 を公開

    Claude Opus 4.7 が公開された。Claude Code では、high と max の間に置く xhigh の思考量が全プランの既定になった。コードの変更を精査する /ultrareview コマンドが加わり、Pro と Max は3回まで無料で使える。自動モードは Max 利用者にも広がった。

  • GitHub Copilotモデル

    Claude Opus 4.7 を一般提供

    Pro+、Business、Enterprise で使える。旧版の Opus 4.5 と 4.6 は、モデル選択から順次置き換えられる。公開時はプレミアムリクエストの倍率が7.5倍で、4月30日以降は15倍に調整された。

  • Windsurf機能

    Windsurf 2.0 で Devin を統合

    Windsurf 2.0 で、手元で動くローカルエージェントと、クラウドで動く Devin の両方を使えるようになった。実装の作業をワンクリックで Devin に任せ、成果物は Windsurf 内で確認できる。

  • Devin料金

    個人向けプランを Free・Pro・Max に再編

    Core と Team を廃止し、Free、Pro(月20ドル)、Max(月200ドル)、Teams(月80ドルから)、Enterprise に整理した。Devin Review や DeepWiki などは従量課金の対象になった。

  • Windsurf料金

    Devin の個人向けプランを刷新

    Cognition が Free、Pro(月20ドル)、Max(月200ドル)、Teams(月80ドルから)、Enterprise の5プランに整理した。Core と旧 Team プランは廃止された。

  • GitHub Copilot料金

    Copilot Pro の無料トライアルを停止

    不正利用の増加を理由に、新規の Copilot Pro トライアルを一時停止した。4月13日の追記で、進行中のトライアルも対象に加わった。

  • Devin企業

    日本市場に参入、日本代表に Takumi Masai

    日本法人の代表に Takumi Masai を迎え、日本展開を始めた。DeNA や、ULS Consulting 経由のみずほ証券が導入していると紹介された。東京でイベントも開いた。

  • Windsurf企業

    Cognition が日本で事業を開始

    Cognition が日本での事業開始を発表し、元 Datadog Japan 社長の正井拓己氏が日本法人の代表に就いた。DeNA や、ULS コンサルティング経由でみずほ証券が Devin を導入している。

  • Devinモデル

    SWE-1.6 を公開

    過剰な思考やツールの逐次呼び出しを減らした自社モデル。無料の毎秒200トークン版と、Cerebras 経由で毎秒950トークンの有料版がある。

  • Windsurfモデル

    SWE-1.6 を公開

    Cognition が SWE-1.6 を公開し、Windsurf の全ユーザーが使えるようになった。無料枠は毎秒200トークンで3か月間、有料の Fast 版は毎秒950トークンで動く。考えすぎや処理の繰り返しを減らしたとしている。

  • Codex提供終了

    旧モデルをモデル選択から削除

    ChatGPT でサインインして使う場合、gpt-5.2-codex、gpt-5.1 系、gpt-5 が選択肢から外れた。選べるのは gpt-5.4、gpt-5.4-mini、gpt-5.3-codex、gpt-5.2 になった。

  • Windsurf機能

    Adaptive モデルルーターを追加

    JetBrains プラグインに、タスクに応じて最適なモデルを自動で選ぶ Adaptive モデルルーターが入った。モデル選択画面にトークン単価も表示されるようになった。

  • Cursor機能

    Cursor 3.0 で画面を刷新

    複数のエージェントをローカル、クラウド、リモートで並列に動かす Agents Window を中心にした新しい画面になった。UI 要素を指定して指示する Design Mode も加わった。

  • Claude Code料金

    日本向けに消費税10%を別途課税

    2026年4月1日から、日本の利用者に対し全プランの価格へ10%の消費税が加算される。請求の通貨は変わらず、税額は適格請求書で円表示になる。Anthropic は適格請求書発行事業者として登録している。

統合エージェント4

  • Manus機能

    Cloud Computer を公開

    ボットやスクリプトを24時間動かせる、専用の常時稼働マシン。サーバー設定や認証情報、デプロイを Manus が代行する。

  • Manus機能

    Slides に GPT Image 2 を採用

    OpenAI の GPT Image 2 をスライド機能に組み込み、スライド内で4K画質の画像を生成できるようにした。生成後も編集できる。

  • Manus企業

    中国当局が Meta 買収の解消を命令

    中国の国家発展改革委員会が、Meta による Manus 買収を解消するよう命じたと報じられた。完了済みの取引が外商投資安全審査の枠組みで覆されるのは初めてとされる。

  • Genspark機能

    AI Workspace 4.0 を公開

    公式ブログで、AI 社員をさまざまな場所で使えるようにした AI Workspace 4.0 が発表された。

リサーチ7

  • Sakana AI企業

    SMBCと提案書自動生成アプリを開発

    三井住友銀行のホールセール業務向けに、複数のAIエージェントが提案書を作るアプリを開発した。作成時間を1〜2週間から数十分〜数時間に縮める見込みとしている。

  • NotebookLM機能

    Classroom で学生が個人ノートブックを作成可能に

    高等教育の学生(18歳以上)が、Google Classroom の Gemini タブから自分用のクラスノートブックを作れるようになった。音声・ビデオ解説、スタディガイド、フラッシュカード、スライドなどを生成できる。

  • Sakana AIモデル

    Sakana Fugu のβ受付を開始

    複数のフロンティアモデルを束ねて応答するマルチエージェント型のシステム。Fugu Mini と Fugu Ultra があり、OpenAI 互換の API で使う。

  • Perplexity機能

    Mac 版 Personal Computer を公開

    手元のファイルやアプリ、ブラウザを操作できる Computer を Mac 向けに出した。Plaid 経由で口座と連携する Personal CFO も加わった。

  • NotebookLM料金

    Education Plus の利用上限を拡大

    Education Plus と Teaching & Learning アドオンの利用者は、追加費用なしでソース数、チャット回数、フラッシュカード、クイズ、各種オーバービューの上限が増えた。プロフィールに Plus のバッジが付く。4月6日から順次提供された。

  • NotebookLM機能

    Gemini アプリのノートブックと同期

    Gemini アプリにノートブック機能を加え、NotebookLM と同期する形にした。Gemini 側で作ったノートブックを、NotebookLM のビデオ解説やインフォグラフィックでも使える。開始時はウェブの Google AI Ultra、Pro、Plus 向けだった。

  • Sakana AIモデル

    Sakana Marlin のβテストを開始

    約8時間かけて調査を進め、要約スライドと数十ページのレポートを出す調査アシスタント。クローズドβで、期間中は無料。申込みは Google フォームで受け付けた。

画像生成7

  • Midjourneyモデル

    V8.1 を Web と Discord に展開

    V8.1 が midjourney.com と Discord でも使えるようになった。サーバー負荷を抑えるため、一時的に標準解像度を既定にしている。

  • Adobe Firefly機能

    Firefly AI Assistant を公開ベータで提供

    Firefly AI Assistant の公開ベータが始まった。Creative Cloud Pro と Firefly 有料プランの利用者が対象で、ベータ期間中は毎日の生成クレジットが付く。撮影や編集の定型作業をまとめた Creative Skills を使える。

  • Nano Banana機能

    日本で Gemini in Chrome を開始

    Chrome のサイドパネルで Gemini を使えるようになり、Nano Banana 2 により、ウェブ上の画像をアップロードや新規タブなしで加工できる。

  • Nano Banana機能

    Gemini で Google フォト連携の画像生成

    Personal Intelligence と Nano Banana 2 を組み合わせ、Google フォトの写真や人物ラベルを使って個人向けの画像を作れるようになった。当初の対象は米国の Google AI Plus・Pro・Ultra 契約者。

  • Adobe Firefly機能

    Firefly AI Assistant を発表

    会話で目的を伝えると、Photoshop、Premiere、Lightroom などをまたいで作業を進める Firefly AI Assistant が発表された。同時に動画エディターに音声補正や Adobe Stock 連携が入り、Kling 3.0 と Kling 3.0 Omni も使えるようになった。

  • Midjourneyモデル

    V8.1 Alpha を公開

    HD モードが3倍速く3倍安くなり、標準解像度も約50%速く25%安くなった。見た目は V7 に近づけ、画像プロンプトや describe も戻した。

動画生成4

  • Sora提供終了

    Sora の Web とアプリの提供を終了

    Sora の Web 版とアプリの提供が終了した。作成したコンテンツは sora.chatgpt.com/sunset から書き出せ、最終の書き出し期間のあとに Sora の利用データは完全に削除される。購入済みのクレジットは Codex で使える。

  • Kling機能

    Kling VIDEO 3.0 でネイティブ4Kに対応

    VIDEO 3.0 シリーズに4Kモードを追加し、4K解像度の動画を直接生成できるようにした。4K生成でも参照の一貫性を保つとしている。

  • Seedance企業

    ModelArk で Seedance 2.0 を提供

    BytePlus が Seedance 2.0 を ModelArk の API で提供すると発表した。対応市場で利用でき、米国は対象外。Runway や Higgsfield などが連携先として挙げられた。

  • Seedance企業

    Seedance 2.0 の提供が米国に拡大

    CapCut が Dreamina の Seedance 2.0 の提供を米国へ広げた。3月末の日本追加に続く拡大で、同じ制限が適用される。

音声・会議1

  • ElevenLabs機能

    ElevenMusic を公開

    聴く、リミックスする、曲を作る機能をまとめた音楽サービス。モバイルアプリと Web で使え、公開時点で4000組以上のアーティストの楽曲が入っている。

業務効率化2

  • Notion AIモデル

    Claude Opus 4.7 を Notion に追加

    Anthropic の Claude Opus 4.7 を Notion で選べるようにした。Notion は、トークン消費が少なく、ツール呼び出しの誤りが3分の1になったと説明している。

  • Notion AI料金

    Custom Agents の実行コストが35〜50%減

    Custom Agents の実行コストが全体で35〜50%下がった。GPT-5.4 Mini や Haiku 4.5 などは、消費クレジットが最大で10分の1になる。使用状況を見るクレジットダッシュボードと、データベースの行を自動で分類する AI Autofill の Custom Agents 対応も加わった。