2026年2月

この月に主要AIサービスで起きた39件の出来事です。対話AI 9件、開発 8件、統合エージェント 2件、リサーチ 6件、画像生成 4件、動画生成 4件、音声・会議 4件、業務効率化 2件。

対話AI9

  • Geminiモデル

    Nano Banana 2 を API で公開

    gemini-3.1-flash-image-preview が公開された。Nano Banana 2 として、高効率な画像生成を担う。

  • Geminiモデル

    Gemini 3.1 Pro を公開

    推論性能を高めた Gemini 3.1 Pro がプレビューとして公開された。ARC-AGI-2 で 77.1% を記録し、Gemini 3 Pro の2倍超とされる。Gemini アプリでは AI Pro と Ultra の利用者が使える。

  • Claudeモデル

    Claude Sonnet 4.6 を公開

    コーディングと Computer use を改善した Sonnet。Free と Pro の標準モデルになった。価格は Sonnet 4.5 と同じ。

  • ChatGPT料金

    ChatGPT で広告のテストを開始

    米国で Free と Go のログイン済み成人利用者を対象に、広告のテストを始めた。Plus、Pro、Business、Enterprise、Education には広告を出さない。

  • Claudeモデル

    Claude Opus 4.6 を公開

    100万トークンのコンテキスト(ベータ)に対応した Opus。コーディングと推論を強化した。

  • Grok企業

    SpaceX が xAI を買収

    SpaceX が xAI の買収を発表した。以降は SpaceXAI LLC として Grok などの製品を提供している。

開発8

  • GitHub Copilot機能

    Claude と Codex を追加提供

    Anthropic の Claude と OpenAI の Codex を、Copilot Business と Pro でもコーディングエージェントとして使えるようになった(パブリックプレビュー)。追加契約は不要で、1セッションにつきプレミアムリクエストを1回消費する。Business は管理者の承認が必要。

  • GitHub Copilot機能

    Copilot CLI を一般提供

    2025年9月のパブリックプレビューを経て、全契約者向けに一般提供になった。計画モードや autopilot モード、MCP サーバー、スキル、カスタムエージェントに対応する。Business と Enterprise は管理者がポリシーで有効にする。

  • Devin企業

    Cognition for Government 開始

    米国政府機関向けの提供形態を始めた。Devin は AWS GovCloud で使え、Windsurf は FedRAMP High を取得している。

  • Cursor機能

    クラウドエージェントが画面操作に対応

    クラウドエージェントが専用の仮想マシン上で、実際にソフトを動かして変更を確かめられるようになった。動画やスクリーンショットを添えた PR を出す。

  • Devinモデル

    Devin 2.2 を公開

    Linux デスクトップ上でデスクトップアプリを動かして検証する機能と、PR 前に自分で直す Devin Review Autofix を加えた。起動は3倍速くなり、画面も刷新された。

  • Claude Code機能

    Claude Code Security を限定公開

    コードベースの脆弱性を調べ、修正パッチを提案する機能が、Enterprise と Team 向けの限定リサーチプレビューとして始まった。複数段階の検証で誤検知を減らし、重大度を付けて提示する。人が確認して承認する前提で、オープンソースの管理者には先行して提供された。

  • Codex機能

    macOS 向け Codex アプリを公開

    Codex を操作するデスクトップアプリが macOS で登場した。Skills で拡張でき、Automations で作業を予定どおりに自動実行できる。公開時のモデルは GPT-5.2-Codex。

統合エージェント2

  • Manus機能

    Telegram で Manus Agents を提供

    QR コードで接続すると、Telegram 上で Manus を使える。複数手順のタスク、音声メッセージ、ファイル、モデル選択に対応し、他のメッセージアプリへの拡大も予告した。

  • Manus機能

    Project Skills を追加

    プロジェクトごとに使う Skill を選んで束ねる機能。関係のない Skill が作業に混ざるのを防ぎ、新メンバーの立ち上げにも使える。

リサーチ6

  • Perplexity機能

    Perplexity Computer を公開

    調査、設計、コード作成、公開までを一つの会話から進める AI。19のモデルを並行して使い分ける。最初は Max 加入者向けで、同じ回に Samsung Galaxy S26 への標準搭載も案内された。

  • Sakana AI企業

    Datadog と戦略的提携

    産業向けの効率的で適応的なモデルについて、共同研究とオープンソース貢献、共同の販売活動に取り組む。

  • Sakana AI企業

    Citi が戦略的に出資

    Citi が出資した。日本企業への戦略投資は Citi にとって初となる。シリーズB後の出資で、海外展開を後押しする。

  • Sakana AI企業

    Salesforce Ventures が出資

    Salesforce Ventures が出資を発表した。Sakana AI の企業向け技術を Salesforce の製品群に組み込む可能性を探る。

  • Perplexity機能

    Embeddings API と Agent API を公開

    文書の意味を数値化する Embeddings API と、複数のモデルとツールを呼べる Agent API を一般提供にした。Agent API は OpenAI 互換の呼び出しにも対応する。

画像生成4

  • Nano Bananaモデル

    Nano Banana 2 を公開

    Gemini 3.1 Flash Image にあたる新モデル。Nano Banana Pro に近い品質を高速で出す。512px から4Kまでの出力、最大5人と14個のオブジェクトの一貫性、検索を使った描画に対応する。Gemini アプリでは Nano Banana Pro に代わって標準になった。

  • Midjourney提供終了

    Web 版の Rooms を終了

    Web 版の Rooms を終了した。実験としては得るものがあったが、目的ごとに作り直すと説明している。代替の窓口は Discord とヘルプページ。

  • Nano Bananaモデル

    Nano Banana 2 を開発者向けに公開

    Gemini 3.1 Flash Image を Gemini API と Vertex AI でプレビュー公開した。縦横比に 4:1、1:4、8:1、1:8 が加わり、思考レベルも調整できる。Google AI Studio では有料の API キーが必要。

  • Midjourney機能

    パーソナライズの新しい Web 画面

    画像を見て選ぶだけで好みのプロフィールを作れる新画面を midjourney.com/personalize に追加した。パーソナライズとムードボードは niji 7 でも使えるようになった。

動画生成4

  • Veo機能

    Whisk と ImageFX が Flow に統合

    画像生成ツールの Whisk と ImageFX が Flow に移り、画像の生成、編集、動画化を一つの画面でできるようになった。素材を整理するアセットグリッドと、投げ縄ツールによる範囲指定の編集も加わった。

  • Sora企業

    クレジット基盤の技術解説を公開

    Codex と Sora で、利用上限とクレジット残高をリクエストごとに組み合わせて判定する仕組みを技術記事で解説した。上限を超えた利用者はクレジットを消費して使い続けられる。

  • Seedanceモデル

    Seedance 2.0 を公式公開

    テキスト、画像、音声、動画の4種類を入力に使えるモデル。画像9枚、動画3本、音声3本まで同時に参照でき、編集や延長にも対応する。15秒のマルチカット動画を出力できる。

  • Runway企業

    シリーズEで3.15億ドルを調達

    General Atlantic が主導し、シリーズEで3億1500万ドルを調達した。NVIDIA、Adobe Ventures、AMD Ventures なども参加。次世代の世界モデルの事前学習に使う。

音声・会議4

  • ElevenLabs企業

    ElevenLabs for Government 開始

    公共機関向けに音声エージェントを提供する取り組みを始めた。ウクライナ、チェコ、米国ミッドランド市での導入が紹介されている。

  • ElevenLabs企業

    シリーズDで5億ドルを調達

    Sequoia Capital 主導で5億ドルを調達し、評価額は110億ドルとなった。調達額は累計7億8100万ドルになる。資金は ElevenAgents や感情を扱う会話モデルの研究に充てるとしている。

  • ElevenLabsモデル

    Eleven v3 が正式版に

    アルファ版だった Eleven v3 を、全プラットフォームで正式に提供し始めた。数字や記号の読み上げ誤りが、検証では15.3%から4.9%に減ったという。

  • Suno機能

    Studio 1.2 を公開

    Remove FX、Warp Markers、Alternates、4/4以外の拍子への対応を追加した。Premier 会員向け。

業務効率化2

  • Notion AI機能

    Custom Agents を発表

    トリガーやスケジュールを設定すると、人が指示しなくても動き続ける AI エージェント。Slack、メール、カレンダーのほか、MCP 経由で Linear や Figma などとも連携する。Business と Enterprise 向けで、2026年5月3日までは無料で試せた。

  • Notion AIモデル

    Claude Opus 4.6 を Notion に追加

    Anthropic の Claude Opus 4.6 を Notion で使えるようにした。Notion は、複雑な依頼を手順に分けて実行する用途に向くと紹介している。