2026年8月

この月に主要AIサービスで起きた61件の出来事です。対話AI 19件、開発 15件、統合エージェント 3件、リサーチ 8件、画像生成 5件、動画生成 3件、音声・会議 4件、業務効率化 4件。

対話AI19

  • Claude機能

    Claude in Chrome が一般提供

    Chrome 拡張が全有料プランで一般提供になった。安全な操作は分類器が自動承認し、毎回の確認が不要になる。

  • Grok料金

    Grok Bot の対象プランを拡大

    Grok Bot を SuperGrok、Cursor Pro、Cursor Teams の全プランで使えるようにした。Bot に任せた作業は、既存の利用量には数えられない。

  • DeepSeekモデル

    V4-Flash-Vision-Exp を公開

    画像とテキストを同時に入力できる実験的なマルチモーダルモデル。画像は1枚あたり最大384トークンとして V4-Flash の料金で課金される。画像を一度アップロードして ID で再利用できる Files API も無料で始まった。

  • Grok企業

    Grok 4.6 が Gemini の基盤で利用可能に

    Grok 4.6 が Google の Gemini Enterprise Agent Platform の Model Garden に加わった。コンテキスト長は50万トークンで、料金は入力100万トークンあたり2ドル、出力6ドル。

  • Gemini料金

    日本の大学生に AI Plus を1年無料

    日本の大学生を対象に、Google AI Plus を1年無料にする提供が案内された。2026年12月31日までの申込が対象。AI Pro は最大75%引き。

  • Claude機能

    Computer use が正式機能に

    Computer use ツールがベータを終え、ブラウザ操作用の Browser use ツールも公開された。

  • Grok機能

    Grok Build を全プランに開放

    Grok Build を web、iOS、Android で全プランの利用者に開放した。作ったアプリを grok.me のリンクで公開でき、公開先ごとに権限を管理できる。

  • ChatGPT機能

    ChatGPT for Teens を導入

    18歳未満と推定される、または13〜17歳と申告した利用者を、安全機能と保護者向け管理を強めた ChatGPT for Teens に自動で移す仕組みを導入した。

  • Microsoft Copilot提供終了

    Copilot のグループチャットを順次終了

    個人向け Copilot のグループチャットは、2026年8月18日から順次終了すると案内されている。終了後はグループチャットを開始・参加できず、履歴も失われる。

  • DeepSeekモデル

    DeepSeek-V4-Pro を正式公開

    V4-Pro が正式版(GA)になり、エージェント用途の性能が向上した。推論の強さは low、high、max から選べる。OpenAI の Responses API にネイティブ対応し、アプリとウェブの Expert Mode からも使える。

  • Geminiモデル

    Gemini 3.7 Flash を公開

    ソフトウェア開発やエージェント作業を強化した Gemini 3.7 Flash が、3.6 の3週間後に出た。API の導入価格は入力100万トークンあたり0.75ドル。

  • Grokモデル

    Grok 4.6 を公開

    長時間動くエージェントと、対話的・視覚的な作業を重視したモデル。コンテキスト長は50万トークンで、API 料金は入力100万トークンあたり2ドル、出力6ドルから。

  • Grok機能

    Grok Bot を開始

    専用のクラウド上のコンピュータを持ち、ツールにログインして作業を続ける AI チームメイト。SuperGrok、Cursor Pro、Cursor Teams の契約者向けに、デスクトップと iOS で始まった。使用量の上限は既存プランとは別枠。

  • ChatGPT料金

    ChatGPT Business にプレミアムシート

    ChatGPT Business に、利用量が5倍で5時間の利用制限がないプレミアムシートを加えると発表した。8月25日に提供を開始した。

  • ChatGPTモデル

    無料版の既定を GPT-5.6 Luna に

    Free の既定モデルを GPT-5.6 Luna に更新し、テキストチャットを無制限にした。Plus と Pro では Sol を調整し、思考量を選べるスライダーを加えた。

  • Microsoft Copilot提供終了

    Copilot Voice から Mico を削除

    アニメーションキャラクターの Mico は、2026年8月から順次 Copilot Voice で表示されなくなる。音声機能は続き、Mico は Learn Live の講師役として残る。

開発15

  • GitHub Copilot提供終了

    旧モデル6種の提供を終了

    9月1日付で、Gemini 3.1 Pro、Claude Opus 4.5、Opus 4.6、Sonnet 4.5、Sonnet 4.6、Raptor Mini が終了した。Claude Sonnet 4.6 のみ、年払いの個人契約者には残る。

  • Codex機能

    Gmail・Slack・GitHub の出来事で予定実行

    スケジュールタスクを、Gmail の送信者や件名、Slack のチャンネル、プルリクエストの動きをきっかけに動かせる。Web とモバイルで、対象プランが使える。

  • Codex機能

    ブラウザ拡張を Edge など4種に拡大

    拡張が Edge、Brave、Opera、Vivaldi でも使えるようになった。サイト側がツールを提供する Site tools と、クラウドのブラウザでのサインインも始まった。

  • Codex機能

    Codex クラウドが GitLab に対応

    GitLab のプロジェクトをつなぎ、環境を作り、課題やマージリクエストから @codex でタスクを始められる。マージリクエストの自動レビューも頼める。ベータ版。

  • Cursor機能

    Git ホスティング Origin の設計を公開

    Cursor が運用する Git ホスティング Origin の仕組みを解説した。書き込み先行ログをオブジェクトストレージに置き、プッシュは永続化されるまで確定させない設計。

  • Cursor企業

    SpaceX による買収が完了

    Cursor は SpaceX に買収されたと発表した。4月に始めた SpaceXAI との提携の延長で、SpaceX の GPU 基盤を使ってモデルを強化するとしている。買収条件は公表されていない。

  • Claude Code機能

    自動モードが Pro・Max・Team の既定に

    8月14日から、Pro、Max、Team プランの新しいセッションは自動モードで始まる。分類器が使うトークン分の追加課金もこれらのプランでは取らなくなった。Enterprise、API、クラウド各社経由の利用者は任意で有効にでき、今後1か月ほどで既定にする予定とされた。発表は8月7日。

  • Cursor企業

    AIUC-1 認証を取得

    AI エージェントの安全性と信頼性に関する AIUC-1 認証を取得した。第三者の Schellman が数千のシナリオで検証し、四半期ごとの再テストが義務づけられている。

  • Cursor企業

    本番監視の Firetiger がチームに合流

    本番環境を監視するエージェントを作る Firetiger のチームが Cursor に加わった。デプロイの監視や障害の調査を、コーディングエージェントにつなぐ狙い。

  • Cursorモデル

    Grok 4.6 を公開

    SpaceXAI と共同開発した Grok の新版。長時間動くエージェントや画面を伴う作業に強いとされる。基本料金は入力100万トークンあたり2ドル、出力6ドルで、高速版は2倍。

  • Claude Code機能

    Compliance API が会話記録を取得

    Claude Enterprise の組織向けに、利用者のマシン上で動いた Cowork と Claude Code のセッション記録を Compliance API で取得できるようになった(ベータ)。セッション一覧、メタデータ、メッセージ本文を API で取れる。

  • Codex機能

    Daybreak Blue・Red を新設

    承認された防御担当者向けの2つの利用枠。Blue は防御的なセキュリティ向けに GPT-5.6 Sol を、Red は脆弱性の再現やペネトレーションテスト向けに GPT-5.6 Cyber などを提供する。

統合エージェント3

  • Manus企業

    一部ユーザーのデータ削除を告知

    Meta との分離に伴い、一部のユーザーが2025年12月29日以降に生成したデータが8月23日から24日(SGT)に削除されると告知した。バックアップの期限は8月23日で、復元は8月25日から可能とした。

  • Manus機能

    ElevenLabs コネクタを公開

    チャットの中で音声生成、文字起こし、ボイスクローンを使える連携。既存の ElevenLabs アカウントを接続して利用する。

リサーチ8

  • Perplexity機能

    メールから Computer を使えるように

    専用のアドレスにメールを送ると、その文脈を踏まえて Computer が作業を始める。同じ回に Grok 4.6 や DeepSeek V4 Pro などのモデルが加わった。

  • Sakana AI企業

    防衛省から総合分析のAI実証を受注

    防衛省から、総合分析業務に必要なAI機能の調査・実証を受注した。契約は2026年7月29日に結んだ。情報収集の効率化と分析力の向上を扱う。

  • Sakana AI機能

    Sakana Translate が新世代 Namazu に

    翻訳モデルを新世代の Namazu に切り替え、Translate、API、Chat で使えるようにした。翻訳、添削、質疑の3機能は変わらず、無料で使える。

  • NotebookLM機能

    検索の AI モードに Notebooks が登場

    検索の AI モードで、授業や案件ごとにノートブックを作り、スライドや記事を集められるようになった。Gemini Notebook や Gemini アプリの既存ノートブックが同期される。英語から順に、EEA を除く Gemini Notebook の提供国で展開する。

  • Sakana AI機能

    Sakana Chat に Fugu と新世代 Namazu

    Sakana Chat で Fugu と新世代の Namazu が選べるようになった。Python のコード実行、出力のプレビュー、画像・PDF・Office 文書の添付も加わった。

  • Sakana AI企業

    大和証券との共同事業を本格開発へ

    2026年8月1日から、技術検証を終えて資産運用の提案支援AIの本格開発に移った。AI Scientist と AB-MCTS の技術を使い、段階的に導入する。

  • Perplexity機能

    Windows 版と共有プロジェクトを追加

    Personal Computer が Windows で使えるようになった。ファイルと記憶を共有する Projects と、複数モデルの分析をまとめる Model Council も Computer に入った。

  • Sakana AIモデル

    Sakana Namazu API を提供開始

    Moonshot AI のオープンモデル Kimi K2.6 に日本語と業務文脈の追加学習を施した。ウェブ検索とコード実行を備え、OpenAI 互換の API で使う。

画像生成5

  • Midjourney機能

    V8.2 の編集モデルを公開

    文章による指示で画像を編集でき、最大4枚の参照画像も扱える。インペイントとアウトペイントに対応し、プロンプトバーやライトボックスから使える。

  • Adobe Firefly機能

    音楽・音声・効果音の生成を提供

    Generate Music、Generate Speech、Generate Sound Effects の3機能が Firefly で使えるようになった。Firefly AI Assistant には1日あたりの上限付きで無料枠が加わった。Google の Gemini Omni Flash も選べる。

  • FLUX機能

    FLUX Video Upscale を公開

    動画を最大4Kまで高解像度化するツール。忠実に拡大するモードと、描き足すモードがある。

  • FLUXモデル

    FLUX 3 Video を公開

    テキストや画像から最長20秒の動画を、音声つきで生成する。日本語を含む多言語の台詞とリップシンクに対応し、BFL API で一般提供された。

動画生成3

  • Veoモデル

    Gemini Omni 1.1 Flash が一般提供

    Gemini API で gemini-omni-1.1-flash が一般提供(GA)になった。動画の生成と会話型の編集を行うモデルで、Veo 3.1 は高品質な映像向け、Omni Flash は会話での編集向けと公式は使い分けを示している。

  • Seedance機能

    2.5 向け画質補正を BytePlus が更新

    BytePlus が Seedance 2.5 の出力を広告や EC などの商用品質に整える vCube の画質補正ソリューションを更新した。ちらつきの低減、最大16ビットの色深度、被写体の再現などを挙げる。VOD と MediaKit の API から使える。

  • Seedance企業

    ModelArk で Seedance 2.5 を提供

    Dreamina Seedance 2.5 が BytePlus ModelArk で対応市場向けに提供された。最長30秒、最大50点の参照に対応し、米国は対象外。Higgsfield、Runway などの経由でも使える。

音声・会議4

  • Suno機能

    Suno Studio 2.0 を公開

    MIDI の編集、チャットバー(ベータ)、音声エフェクトとプラグイン、オートメーションを追加した。Premier 会員は32bit/48kHz の書き出しを無制限で使える。

  • Suno企業

    BMG と提携

    BMG と提携した。業界と共同で作った初の音楽モデルの公開と同時に発表した。インディー向けの In Session と Spark への投資も深める。

  • Suno料金

    ダウンロード上限と利用規約を改定

    ダウンロード回数をプランごとに定めた。無料は生涯7回の試用、Pro は月20回、Premier は月60回で、Studio は無制限。規約の改定とともに9月3日に発効した。

業務効率化4

  • Notion AI機能

    Knowledge Board を公開

    実際の業務タスクで AI モデルの成績を測る、継続的な評価ボード。本番のトラフィックを16モデルに均等に割り振り、解決率、タスク単価、解決時間、取り消し率を追う。審査には Anthropic、OpenAI、Google のモデルを使う。

  • Notion AI機能

    Agent APIs がパブリックベータに

    Custom Agents を外部アプリから呼び出す API が、プライベートアルファからパブリックベータになった。チャットセッションの開始、返答のストリーミング、エージェントの管理や使用量の取得ができる。アルファ版のエンドポイントは2026年9月30日までに移行する必要がある。

  • Notion AI機能

    モデルピッカーを刷新

    難しい作業向けのモデルを絞って表示し、速度・知能・コストを比べるスコアカードを付けた。よく使うモデルのピン留めや、回答の詳しさを調整する設定もある。

  • Notion AI企業

    日本のゼネラルマネージャーに青木友氏

    Notion Labs Japan が、2026年8月1日付で青木友氏が日本のゼネラルマネージャーに就いたと発表した。これまで日本を兼務していたアジア太平洋の責任者は、同地域に専念する。日本は米国に次ぐ売上規模の市場と説明されている。